ファシリテーター吉野弘志さんからのアドバイス・感想

ミュージックワークショップ東京vol.13でファシリテーターを務めてくださった吉野弘志さん(acb)から、

参加者の方へ演奏に対するアドバイス・感想をいただきましたのでここに掲載します。

「技術的に足りなかった部分などを中心にアドバイスとして書いているが、

ご自身以外の事や今回参加できなかった方々にも共有できるものがあれば良いですね」

と仰っていました。

ここで吉野さんが仰っている言葉の数々は、今後、私達が音楽を続けていく上での大きな財産になっていくと思います。

吉野さん、お忙しい中、本当にありがとうございました。

 

Oさん (acb) 、Iさん(fl)

演奏曲:太陽の声(オリジナル曲)
温かい歌心溢れた演奏でした。
フルートのIさん、初見で大変だったと思いますが、

メロディの全音符(長い音)をもっとしっかり歌って吹けるとよかったですね!

 

Tさん (acb)

演奏曲:Whims of Chambers
メロディやソロの時のタイム感に比べ、

ベースがウォーキングした時に力んで遅くなった感じがしました。
遠くを見るような気分で弾くと周りの音がよく聞こえるようになります。

 

Kさん (elg)

演奏曲:What is this thing called Love
切り口の断面が見えるようなギタープレイでした。
欲を言えば、弾き始めと弾き終わりにもっと凄みが出ると最高です。

 

Sさん (vo)

演奏曲:Moon River
ジャンルや国籍を越えた雰囲気だったので、

ただ淡々と音色にこだわってベースを弾きたくなりました。

 

Gさん (elb) 、Iさん(ds)

演奏曲;Feel like makin Love
エレクトリックベースでも、やはり楽器本体をブリブリ弾いた時の方が

音色が良かったように思います。


現場でも言いましたが、ドラムのIさんタイトなリズムが良かったですね!
ただトップシンバルの四分音符?にもっと表情が欲しかった。

 

Yさん (elg)

演奏曲:St Thomas
歌心があって個性的な雰囲気を持っているので、もっとチューニングを丁寧にすると、

もっと聴かせられるんじゃないでしょうか?
フラット気味のことが多いので…

 

Aさん (acb)

演奏曲:Mood Indigo
この日のために2ベース用にアレンジをしてくれて嬉しかったですね!
完全生音で演奏できて心地良かったです。

 

Mさん (vo)

演奏曲:Night and Day
間奏の後、歌がどこから入ったらいいか分かりにくいという話でしたね?
間奏も「楽器奏者による歌」なので、

ハーモニーの変化を楽しみながらリズムをとっていれば大丈夫じゃないかな?
ジャズの場合はあまり「歌」と「間奏」という分業意識は無い方が面白いと思いますよ。(^-^)b

 

Gさん (vo)

演奏曲:Fly ne to the moon
Free Improvisation も一緒にやってみたかったですね!
名古屋近辺でベースソロ・ライヴの機会でもあれば是非ジョイントして下さい。
Freeスタイルに付き合ってくれるミュージシャンが近辺にあまり居ない、

という不充足感があるようですが、現場では

「無いものを惜しむより有るものを面白がる」ことが大切です。

もちろん志を高く持って。

 

Oさん (elg)

演奏曲:Ricardo Bossa
難しいコードチェンジやスケールの曲の場合は?という話が出ていましたが、
その曲のメロディとコードの関係の面白みを時間をかけて味わうのが一番のような気がします。

 

Iさん (fl)

演奏曲;Speak Low
ジャズではアップテンポで演奏されることが多い曲を

原曲のようにゆっくり演奏したのは面白かったです。
リズムセクションは足並みをそろえるのに苦労しましたね?
縦の線を合わせないやり方もありですが、もし合わせるなら

「一番細かい音符を演奏している人に合わせる」のがアンサンブルの基本です。

 

Hさん (vo) 、Gさん (elb)

演奏曲:Georgia on My Mind
歌うキーの設定や、地声かファルセットかなど工夫することも重要ですが、
特にGeorgea on My Mind のような曲では、「腹から声を出す」ことが一番大切だと思います。
それからこの曲の時にエレキベースを弾いてくれたGさん、
弾いた音をどこまで伸ばすのか?、あるいはどこで切るのか?ということをもう少し意識すると、
演奏全体に躍動感が出てくると思います。

 

Kさん (vo)

演奏曲:Fly ne to the moon
4ビートの時は「バウンスして三連符のノリで歌わなければならない」

などと決めつける必要はありません。
ボサノバの時と同じように、均等な八分音符のノリでも大丈夫です。
むしろその方が良い場合も多いです。
要はバンドの出すリズムに自然に乗って気持ち良く歌うことです。

 

Hさん (ds)
何曲か叩いてもらいましたが、

音色やイントネーションの高低などが表情豊かで面白いドラミングでした。
もう少し安定感が出てくるといいですね。

 

3doさん (acg)

演奏曲:Alvorada
ガットギターでメロディラインを聞かせるのが難しい、という課題。
大きな音を出すというよりも、「音を遠くに届かせる」というイメージが大切かなと思います。
もちろん気持ちを強く持って。
周囲の共演者の音量コントロールも必要ですが…(笑)